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Thirsty Thirty

生活、ときどきオタク

『彼がセンターに立っている理由』の話

気が付いたらポリスメンのイベントが終わっていてひざから崩れ落ちました、どうもこんばんはわたしです。イベスト2話までしか開いてないしもちろん衣装も入手できなかったダメウーマンでごめんな……ちえみに怒られてくる…… さてちえみに怒られたところで今回もお題をいただきました、ありがとうございます!

壮馬くんのセンターらしいなって思うところ、瞬間は何ですか? また何故センターに任されたと思いますか?

これ、改めて考えるとすごく面白いし考えても考えても『これが答えだ!』って気持ちにたどり着けない、とても深いお題だなあと見た瞬間に思いました、どうもありがとうございます。多分そこに明確な答えなんてないし、あったとしても決して表には出てこない話題なんだろうなあと思うんですが、だからこそたくさんの手がかりから探して『こうじゃないかな?』と想像していくのが面白いなあ、と。

そーまくんがセンターを任された理由なあ、なんだろうなあ、と改めて考えた時に、私は彼が一番『ドリフェス!というPRJのコンセプトに合っているから』かなあと思いました。Twitterとか過去の記事でも書いたことがあるんですが、センターって2種類に分類できるなと個人的には思っているんです。一つが誰もが認める、生まれつきの資質を持った『絶対的センター』で、もう一つが『なんとなく守ってあげたくなるような、支えてあげたくなるようなぽんこつセンター』。ドリフェスには前者のセンターになり得る人っていなくて、後者だと思っているんです。裏を返せば、みんなセンターになれる人でもある。(別にみんながポンコツだと言いたいわけでは決してないです!笑)

とは言え、アニメの中心であるところの奏は圧倒的に後者で。最初は何にもできなかった、歌もダンスもできなかったし、あるのは元気と勢いと負けず嫌いな気持ちだけ、っていう男の子が周りに感化されながら、周りを感化していく話。奏自身が変わっていくところにも重心が置いてあったけれど、それと同じくらいに『奏によって変わっていく人たち』にも同じくらい重心が置いてあったのが1期だと思っています。でも、そんな奏を敢えてグループの中心に据えたからこそ、彼は『センターになった』んじゃないかなあとも思うのです。それがまさに最終回、ディアドリのメンバーが奏にかけた言葉だと思っていて。あのメッセージ、すごくいい取り組みというか企画だと思ってるんですよね。とても愛があふれている……。

なんというか、奏本人も言ってたけど奏自身は『何も分からなかった、何をしたいのか、何が好きなのかも分からなかった』んですよね。本当、どこにでもいるような男の子だった。そんな子が、いろんな人と出会っていろんな場面に直面して、その度に自分の力でどんどん進んでいって…っていう様子は、このPRJの意図する『応援』というキーワードにぴったり当てはまるものだなあと思います。というところまで考えて、それが何となくそーまくんの姿に重なるんですよね。もちろんそーまくんが『何も分からなかった』人だとは全然思わないし、そういうことを言いたいわけじゃないんですけども!

リアドリに目を移すと、キャリアというか、ディアドリが結成されたタイミングで芸歴が浅かったのってそーまくんとかおるくんの二人になります。かおるくんはその時点で初めて事務所に所属したから少しまた話が変わってくるんですが、そーまくんは他の3人に比べるとキャリアとしてはかなり若かったですよね。かつ、その年の春に上京してきたばかり。一番初めにそーまくんのことを知って喋ってるところを見た時にすごく朴訥としてるというか、いい意味で普通の子だなあと思った記憶があるんですが、そういうところがとても奏っぽかったんだなあ、と今となっては思います。キャスティングされたばかりの時にそう思ったくらいだから、オーディションの頃はその感じがもっと強かったんじゃなかろうか。そしてそういうところが、すごく『奏』とイコールになっていたんじゃないかな。そういう人がセンターにいて、迷ったり困ったりしながらみんなの先頭に立って進んで行こうとする姿は、まさにドリフェスというPRJの中心に置いてある『応援』というキーワードに一致するんじゃないかな、と思います。

かつ、そーまくんってよくも悪くも『センターっぽくない』人だとも思うんです。どうしても今センターに立っているイメージがあるから、そうではない彼を想像するのは難しかったりもするんですけど(特にドリフェスにおいては)でも、彼をセンタ―に据えることには絶対に意図があったと思っていて、それがもしかすると『グループとしてまとまらせるため』でもあったのかな、とも思います。そーまくんとかおるくんは芸歴が浅かったと先述したんですが、じゃあかおるくんの方がよりセンター感出るんじゃないの?という仮説も立てられると思います。でもきっと、それじゃダメだった。アニメとまったく同じフォーマットをなぞるんじゃなくて、実際にはグループ内で一番年下で、芸歴も浅いそーまくんをセンターに据えた。そうすることで彼を支えて、みんなでグループを作っていこう、という気持ちを持たせて、『5人の個の集まり』から『1つの5人グループ』に育てていこうとしたんじゃないかなと思うのです。(かおるくんの話はまた別の機会に、この話もすごく色々考えたいんです…)

 あとこれはすごく個人的な視点が入るんですが、私の目にはそーまくんって良くも悪くもすごく『不器用』に映るんですよね。アイドルと呼ばれる人で他にもっと不器用な人も何人か見てきていて、その人たちと比較するとずっと器用だしいい子だなあと思うんだけど、ディアドリ5人の中で見ると一番器用ではないように見える。何も出来ないという意味ではなくて、なんだろうなあ、良くも悪くも『自分を下手に隠せない、殺せない』という感じに見えるんですよね。今はそんなことを思うのはだいぶ少なくなったんですけど、特に最初の頃、ディアドリが結成されたばかり・ドリフェスのPRJが始まったばかりの頃の彼はすごくそんな風に見えました。「器用」の定義を『周りの環境に合わせて自分を迅速に少しずつ変えることができる』と置くとすれば、そーまくんは決してそういうタイプじゃないと思うんです。『変えることができない』んじゃなくて、『変えたいんだけど変え方が分からない、どうしたらいいか分からなくてぽつんと真ん中に立っている』風だったというか。過剰にニコニコもしないし、狙ってファンが喜ぶような言葉を言うこともあまりない。でもそんな人だからこそセンターに立った時にメンバーは『支えていきたい』と思うんだろうし、見ている方からすると『がんばれ!』って思えるんじゃないかな、と思うんです。

似たような流れで言うとシンアイのPVの、『出会いを繰り返していくたびに~』からのシーン、そーまくんが一人で河原に佇むところが私はすごく好きで。これは私が地方出身だから勝手に感情移入してしまってるだけなのかもしれないけど、東京に出てきて一人で頑張らなきゃ、自分の力で歩いて行かなきゃ、と気を張っていたところにできた仲間がディアドリの4人だった、というストーリーに見えるんです。そーまくんが、他の4人の方を振り向いて歩いていく辺りなんかまさに。ドリフェスとは全く関係ないところでの流れなんだけど、でもどこか『地方から出てきて頑張っているそーまくん=一人だけ後から事務所に入ってきた奏』にダブって見えるところがあって。もちろん劇プレの先輩たちや事務所の他の先輩たちもいて、特に彼のあの性格だから可愛がられてるんだろうなとは思うんだけど、『気の置けない、一緒に歩いて行く仲間』としてディアドリがいるってことはすごく心強かったんじゃないかな、と思います。『所属している場所』があることの安心感というか。

私は比較的『既定路線に乗らないアイドル』が好きなんですけど、例えば難波の百花とかまおきゅんとか、博多だとびびあんとか新潟だとのえぴが好きで(48G好きな方ならこの異色さが分かっていただけるかと)ディアドリって割とそういう『既定路線じゃない』というところもあると思っています。品行方正!って感じの人はいないし、隙あらば全員ボケるし全員よく喋るし。笑 そんな中でそーまくんって一見『普通』に見えるんですけど、でもセンターに据えるとすごくしっくり来る。しっくり来るし、『ああ彼じゃないとダメだな』とすら思わせる力がある。特にトラシグで3人並ぶとその色がすごく強く出る気がしていて、例えば薔薇の三銃士のラストとかでキッとこちらを向いた時の目力の強さと佇まいを見ていると『この人がセンターでよかったな』と思わせるだけの説得力があるように思えます。

へたにきれいに取り繕った言葉を並べることもしないし、変なお世辞とかサービストークをするわけでもない。取られようによっては塩対応のようにも見えるし、もしかしたら『アイドル向き』ではないのかもしれない。でも、頑張ってる姿はしっかりと見て取れるし、なんとなく応援したくなるような言葉にしがたい愛おしさがある。言葉にするとすごく陳腐だけど、そーまくんってそういう人なんじゃないかなあ、と思うのです。そしてそういう人だから、センターに立っているんじゃないかな、と。

個人的にはなんだかんだでみんなセンターに立つこともあるし(曲の途中とかでね)ディアドリに関しては『センターが絶対!一番!』という気もあんまりしないんだけど、それでもそーまくんがセンターにいるとやっぱり収まりがいいし『これがディアドリだ!』という気にさせるからすごいなあってしみじみ感じます。語彙力がないのはいつものことなので…見逃していただきたく…。そんなわけで、楽しいお題をどうもありがとうございました!