Thirsty Thirty

生活、ときどきオタク

推しの演技がとても好きだという話

いやまあ何もかもタイトル通りなんですけどね、推しの演技が好きなんですよ。すごくとても好きなんですよ。めちゃくちゃうまい!!!とは全然思わないし、今すぐ主演やってほしい!!ともまだ思わないけど、これまで生で4作品見て来てものすごい『進化』を感じたので書き記しておきたいなと思って。そんなわけでこんばんはわたしですお久しぶりです。

※過去に彼が出た作品+現在上演中の作品『僕を狂わす三億円』のネタバレがあります※

あたっくNo.1…知らなかったんだけど、これがまさきまるの初の外部舞台出演だったんだね!?他に出ているのかと思ったからだいぶ後に知ってビックリした記憶があります。この時の印象って実はあんまり強くなくて、それはどうしても主役であるところの公人さんとペアだったからどうしてもそっちに意識が行ってしまって、というのがあったからだろうなあ、と今になっては思います。あと単純に回数見てないからだな。
北少尉、ものすごく『後輩感』が出ていたところがすごく好きなんだよなあ。公人さん演じる寺内中尉に対して『もっと上に行ってくださいよ!!』って真っ向から向かって怒ったり腰巾着みたいなことをしながらもくっついて行くところが、その時の彼の姿に重なるところもあってすごくいいなあ、と思った記憶があります。
彼のドリフェス以外での演技を見るのはこのときが初めてだったんだけど、良くも悪くも『期待を裏切られなかった』なあ、というのが率直な感想かなあ。なんだろう、うーーーーん、すごく期待を上回るというわけでもないし、全然期待してたほどじゃなかった!というわけでもなくて、難しいんだけど、『太田将熙』という役者がそのまま等身大でそこにいたなあ、という感じ。この時にすごく気になったのが、『ただ立っている』時の演技だったんですよね。例えば他の誰かの演技を目で追っているというようなシーンで少し猫背になっていたり、本当に『ただ立っている』だけに見えてしまった。そういう『なんでもない』演技ってすごく難しいんだろうなあ、と見ていても思うし、役者さん全員が全員できているわけでもないというのも他の舞台を見ていても思ったので、すごく歯がゆいというか『ここが変わるだけでも絶対もっと良くなるのに!!』と上目の悔しさを持っていました。笑

URA! URA! Booost…劇プレでお芝居をする姿はここで初めて見ました。それまでの出演作も縁がなく映像ですら見られていなかったので、どうせなら初回は生で見たいなと思っていたのだけど大正解だったなーー!!と今も思います。あと誰がどんな役をするのか全く分からない状態だったから初日に見られたのはラッキーだった。
サトシという、気弱で目立たない役。なんというか、ものすごくハマり役だな!!!と思ったと同時に『よくこの役勝ち取ったな!』ってとても感動したことを覚えています。オーディションだったということはDVDが来てから初めて知ったんだけど、それを加味するともっとすごいなあ、と。この役、北少尉とはちょっと違うベクトルですごくハマってるなと思っているんです、例えば普段はそうでもないけれどここぞ!というところでは自己主張していくところ。すごく変な言い方かもしれないけれど、彼はずっと『真ん中』に立って来た人なんだろうなあ、と思う瞬間がたまにあったんですよね。それこそ彼自身が語るエピソードの中でもそういうものがいくつかあって、言い方は悪いけど『端にいる』ことがあんまりなかったんじゃないかな、と。だからこそ、サトシみたいな端っこで肩を、背中を丸めて立っているようなあの役が『ハマり役』だと思えるような演技を見せてくれたのは、他ならぬ彼自身の『成長』だったんだろうなあ、と思います。
あたっくの時に感じた『ただ立っているだけに見える問題』は、実はこの時はあまり感じていませんでした。なぜなら元々が自信なさげな、気弱な役だったから、最初から少し肩が丸まっているんですよね。そして、窺うような視線の投げ方がすごく多かった。だからかな、おどおどしているあの感じを纏っていたから、うーん…と思うことはほとんど無かったように感じます。

閉店拒否!~俺たちは帰らない~…ウラブーから約半年空いて見た生のお芝居。その半年間で時限ドラマをやっていたのは知っていたけれど仕事の都合もあり観覧にはまったく行っていなかったので、『目の前』で演技をしているのを見るのは本当に半年ぶりでした。
守さんを慕う後輩、岡ちゃん。まーーーーこれがまたハマってたな!って思います。ここまで全部ハマり役!って言ってるけど。笑 ベクトルとしては『先輩を慕う後輩』という点で北少尉と似てるなと思いました。確か初めて見た時にそう思った記憶。明確に違ったのは『慕う』というレベルではなく『崇拝』を超えて『狂気』くらいの感情を見せられたこと。ナヨナヨしてる感じはなく、ちょっとチャラいお調子者の面がありながらも、ある意味『鍵』になる役どころだったなと思います。きっと彼は守さんのことを本質的には理解できてないんじゃないかなって思わせられるような、守さん剣持さんと対岸にある人。穿った見方かもしれないけれど私はやっぱりそういう風に見えていて、でもそういう『想像の余地』があるのがこの話だったのかなあ、と思いました。
個人的にはこの時の演技を見てめちゃくちゃ演技の幅が広がったな!!って思ったんだよなあ。ちょっと調子に乗ったウェイっぽさとか、感情に任せて叫ぶとか、泣くように叫ぶとか、ちょっと狂気的な立ち居振る舞いとか。あと美少女な部分を全力で出してきたところとか最高でしたね…笑 そしてこの時の衣装がものすごく好きでした。袖を止めるサスペンダーみたいなやつとベストの組み合わせは本当にとても最高だった…スタイルの良さという刃を向けられて泣くかと思った。ありがとう衣装さん。
この舞台が今まで彼が出た作品の中で一番回数通ったものなんだけど、今のところこれが一番好きというか『この作品に出てくれてよかったなあ、嬉しいなあ』と思う舞台です。実はここの制作会社があまり好きではなくて最初に情報が出たときも嬉しいけど…という感じだったのだけど。では何がその考えを変えたかと言うと、共演者の方たちです。橋本くんを始めとして、とみしょーさん、福澤さん、石倉さん、三上さん、五十嵐さんというベテラン・場数を踏んできた方たちから色んなことを学んだんだろうなあ、吸収したんだろうなあ、というのが回を追うごとにバシバシ伝わってきたのです。日替わりネタやアドリブが多かったというのもあって、まったく同じものだけどまったく同じものではない舞台を見ている気分で、その中で彼が彼なりの『武器』みたいなものを手にして、なおかつ『新しい思想』を手に入れたんだろうなあ、というのが伝わってきたことがとても嬉しかったなあ。劇プレとはまた違う『先輩』たちからいろんな事を学んだんだろうなあ、というのが分かるのが未だに嬉しい。

※ここから僕を狂わす三億円のネタバレあるよ!※

僕を狂わす三億円…まさに今上演中の作品。閉店拒否が先月だったので1ヶ月も空いてないはずなのにずいぶんブランクが空いたような気がする、それくらいテイストの違う作品だなと見ていて思います。
実はわたしは時限ドラマをしっかりと見始めたのがものすごく遅く、DVDもまだ見きれてないし2ndシーズンは半分以上見れなかったのでこんなことを言うのはおかしいかもしれないけれど、この作品は『時限』という下敷きがなかったら完成していない作品だったのかもしれないなと思います。本人たちもパンフレットで言っていたけれど、この6人(+たかせ監督・う大さん)でやってきたからこその空気感というか関係性というか信頼感のようなものがあるように思える。時限を見始めるまでりーくんさんとながたくさんがどういうお芝居をする方なのか、ウラブーの知識くらいしかなくてほとんど知らなかったので、ああなるほどこういう化学反応が起きるんだ、と感じています。
この作品で彼が演じる雄太。はい出た~~!!後輩役~~~!!すごい!笑ってしまった!!笑 彼自身が醸し出す空気感なのかな…でも分かるよ、なんとなく後輩感というか『末っ子感』あるもんな…と妙に納得しました。ただ、今の年齢よりもっと上、20代後半とかになったらそれは必ずしも武器になるとは限らないのでここからまた新たな武器を見つけてほしいなと思っています(また上目線)すごく俗っぽいことを言いますが、今回のビジュアルがものっっっすごく好みで……キービジュアルを見た時は『あーなるほどね??』という感じだったんだけど、実際板の上に立っている姿と衣装を見たら『好き…………』となりました。ていうかまた痩せたのでは……腰から足にかけてがより一層細くなっていた…。ネギトロ食べな…?
たまたまかなり前の方でチケットが取れたので目の前で演技を見たのだけど、うつむきがちに座っているとあるシーンでの彼の『視線の演技』がものすごく秀逸で!!その台詞を受けて彼は怒るんだけど、言葉を聞きながら怒りが蓄積されていく様が『視線が泳ぐ、せわしなく視線が動く』ことで表現されていたんです。さらに、これはたまたまわたしが入った回だったからかもしれないけれど右目が髪で隠れていて、左目もかかった前髪の間からのぞくような感じで、怒りとも迷いとも妬みとも取れるようなその視線のさまよいが絶妙にそういう感情を滲み出させていて、間近で見て本当に息を呑みました。あれが意図的なものだったとしたら本当に、底の知れなさに感服するばかり。そういう『小さな』演技を見られると嬉しくなるし、ああ頑張ったんだろうなあ、というのが少しだけにじむ気がして大好きです。
あと今回『悔しくて泣く』という演技をするシーンが少しあって、そこがものすごく好きなのです。彼が泣くところ自体はわりと見ている気がするんだけど。笑 演技の中で『叫びながら、わめきながら泣く』というのを見るのは閉店拒否に続いて二度目なんだけど、閉店拒否よりももっとその部分が強調されて、より感情を発露させている感じがする。もちろん話の流れとしてこっちの方が強調されるべき流れではあるんだけど、『彼の演技』というタイムライン上で見ると、飛躍的に演技の幅が広がったなあ、と思ってしまいます。もちろん贔屓目もあるんですけどね!!
ただ今回はまた『なんとなく立ってるように見える問題』を思い出してしまったところがあってな…笑 あなたデフォルトの姿勢そんな悪くなくない!?なんでちょっと猫背というかナナメになる!?って聞いてみたくなる…笑 ほんと、これは批判でもディスでもなんでもなくて、見方というか気持ちの問題かもしれないけど、ほんの少し前のめる感じとかほんの少し肩が丸まってる感じがあるところが見えるのがもったいないんだよ~~!!スタイルの良さが目立つ衣装だからなおさらに!!!あと興奮するとというか怒ったり喚いたりするとサ行の滑舌が怪しくなるところが愛おしい。がんばれ。笑

とまあ長々とダラダラ書いてきたのですが、1年足らずでたった4本見ただけでも全然違う顔が見えたり、大きな成長が見て取れたり、というのがすごく見ていて楽しいです。というか、これは彼に限らずなんだけど、『同じ人をずっと見続けていると感じられる進化』なんだろうなあ、と。そして、そういうものを見せつけられるのが『舞台』ひいては『お芝居』の楽しさなんだろうなあ、と思います。本当に、あたっくの頃がもう思い出せない…は言い過ぎだな、薄ぼんやりとしか記憶に無いくらいの進化を彼は見せてくれているなあ、と思う。
わたし自身は彼が出ていなくても舞台自体が好きなのでちょいちょい見に行くのですが、『作品』という軸で見るのと『役者』という軸で見るのとではまたちょっと違ったりするんだろうなあ、と思う。演出や照明、音楽が好きって人もいるし、役者の演技が好きって人もいるし、ともすれば『推している人が出ているから』という惰性で見ている人もいるかもしれない。そういう楽しみ方を許してくれるのもまた『舞台』のおもしろさだったりするんだろうなあと思うので、これからも劇プレ外部問わずいろんな作品のいろんな役に挑戦してほしいです!よろしくお願いいたしますここにいい役者いますんで!!(売り込み)