Thirsty Thirty

生活、ときどきオタク

上半期見た舞台の話

いや~~~暑いですねこんばんはわたしです。こんなに暑い中でまじで2年後オリンピックするの?正気??毎年暑くなっていってない??TOKYO大丈夫?(とてもいらん心配)
さて早いもので今年も半分が過ぎましたが特に後半3ヶ月で怒涛のように観劇していました。回数は多くないけどどれも情報量の多い作品だったな~~!ということで備忘録も含めて上半期見た舞台の感想です。無駄に長いです。あと閉店拒否は前にブログで書いたので割愛で。

あいつのチョキ(3月)…これな~~~めちゃくちゃしんどかったんや…話自体が重いわけじゃないんだけど(いや重いけど)『年齢とともに背負うもの、諦めていくもの』というテーマに思い当たるところがありすぎて…。女性のそれもしんどいけど男性のそれはもっとしんどいんじゃないかなと見ていて思ったし、このテーマをまさにその世代である劇プレのお兄さん組が演じたってのがまたなんというか、グッとくるところがいくつもあって。役者とかラッパーとか『それだけで食べていくにはハードルが高いもの』を夢見る人と、堅い仕事についていながらもそんな友人たちを見て『夢を見る』人と、夢を見る人たちの『背中を押す人』の話だったなあと思います。何度も見たら何度も見え方が変わったんだろうなあ。
この舞台でバツグンに印象に残ったのは小池さんだったな~~赤坂プリッツとか去年のウラブーとか、あと配信とか見ててもなんとなくつかめないというか『奇抜』さばかりが印象に残ってたんだけど、初めて演技をする姿を見てすごいなと思ったし、胸が苦しくなるような芝居をする人だなと思いました。もちろんこれは役的なところも大きいと思うんだけど、なんというかすごくいい意味で裏切られた!!と感じましたすごかった。あとわたしが観た回は日替わりゲストのところがたまたまそーまくんだったんだけどマジモンの強心臓っぷりを見せつけて大暴れして帰っていきましたマジで最高だった。さすが俺らの石原……リスペクトしかねえ…(胸ドンドン)

僕を狂わす三億円(4月)…劇プレのお芝居を見ること自体が2公演目で、なおかつこの時点でFRESHもまだ半分くらいしか見てないような状態だったのでどんな感じなんかな~と思って観に行ったのだけど、予想を遥かに超えてものすごく面白かったです。う大さんが『アテ書きの部分もある』と言ってたのが分かるなあ、と思うようなキャラクター設定でしたね…ながたくさん最高だった…。
個人的にすごくツボだなあと思うのが城築さんで、なんというかあの方本当に『器用』ですよね…。杵築さんのお芝居自体は劇プレを、それこそドリフェスを知る前に偶然見たことがあるんですが、その時から「うわこの人すげえ」と思った記憶があるので、何というかすごく『お芝居に向いている』んだろうなと思います。個人的に好きなのは杵築さんのイライラした感じのお芝居かなあ、「あ~いるいるこんな人!」って思う確率が高い。笑
あとね~~~ながたくさんの演技というかながたくさん自身がすごく表れているような気がしてめちゃくちゃいい役者さんだなあと感じました。その前にチョキでも見てたんだけど、どちらもベクトルは違うんだけどすごく自然体な演技をする方だなあと思って、全然知らないのに『らしい』なあ、と思ったんですよね。人のために汗をかくことを厭わない、『いい人』っていうのが伝わってくる感じがすごく好きだなあ、生ドラマ観覧のときもいつもにこにこして手振ってくれてたりしたから本当にいい人なんだろうな…。
そしてこの時の推し最高アンド最高だったのでこれは後世まで語り継いでいかなければならない。最初に見た時左耳にキラリと光るものを見て「ア"ーーーーーーーー!??!?」とキジみたいな声が出るところだった。ピアス穴開いてないってのは知ってたんだけどまさかイヤリングででもそんな装飾品付ける日が来るとは思ってなかったのでありがとうサンキュー大好きだよという気持ち……あとあの衣装がサマになっていた…足がとても長かった……。役は何度目かの後輩役でまたか~!と思うと同時にしかし分かる~~!ともなりましたありがとうサンキュー。そして初めて目の前で推しの『視線の演技』を見ることができたので大満足でした。ノンバーバルな演技がうまく、自然にできる役者さんが大好きです。

Indigo Tomato(5月)…これはただただ圧倒されました。ミゾタクが出てるから~という気持ちで行ったんだけど、それを忘れるような話の情報量の多さとその緻密さにただ圧倒された。元々『共感覚』にすごく興味があって調べたりしていたんだけど、サヴァンも含めてその感覚を持っている人がどういう世界を見ているのかというのをあんな形で表現されるんだ、あんな形で表現できるんだ、と横っ面ひっぱたかれたような気持ちで見ていました。アドリブと言えるようなアドリブがない、とても緻密に正確に作られた、美しい一つの世界のような舞台だったと今になっても思います。自分の語彙力では足りないくらい、本当に『緻密』という言葉があんなに合うお話初めて見た。
覚えてる限りではオリジナルのミュージカルを見るのは初めて…のはず…?あっいやオバリ見てるか。あとBGMが生演奏の舞台を見るのも初めてだったんだけど、音がきらきらしていて、そこに演者さんの声が乗っかって、すごく『幸せ』に満ちあふれている作品だったなあと思いました。壮ちゃんさんは2016ハンサムでしか見たことがなくてあとは映像でばかりだったんだけど、いつもニコニコしてるな~!ってのが完全に今回は封印されていて、狭い檻の中を行ったり来たりしているような演技がすごかった。ハンディキャップのある役って想像に違わず難しいと聞くけど、ものすごく『自然』で、時に怖くすら感じさせる演技が本当に素晴らしかったです。そして何と言っても歌がうまい……すごい…。
ミゾタクは、誤解を恐れずに言うと『よくこの役を勝ち取ったな!?』と感じました。演技がうまいのは言わずもがなだし歌がうまいのも知っていたけど、それでもこのミュージカルでさらに『進化』したんだな、と感じざるを得なかった。喉の開き方というか、歌い方そのものが全然違っていて最初本当にびっくりしました…すごい…。はたおにのイベントで歌った時に歌い方が変わったなあと思っていたんだけど、それはこの舞台の稽古で培ったものだったんだろうなと思います。役柄的にもすごく合っていて、自分のやりたいことと自分のやらないといけないことの間で揺れる、ってなんというかすごくミゾタクっぽいな、と思ったんですよね、なんとなく語弊があるかもしれないけど。話が進んでいく中で迷ったり怒ったり、悲しみの縁に立ったりしながらも、最後に見ている側が一番望んでいた形になるところも含めて、見終わった後に『見てよかった…!』とすごく思わせてくれる作品だったなあ。あと俄然宝塚に興味が湧いた……気になる……。

HOME(5月)…この劇団の別の舞台を過去に見たことがあるんだけど驚くほど自分に合わなくてつまんないなあと思ったので、最初に出ると聞いたときは正直ちょっと心配していました。冗長というか、登場人物がたくさんいるからこそ『誰か一人』へのスポットライトがいまいち弱くて話が散漫になってしまっていた感じがしていたんですよね。今回も群像劇ということがあってその気配はあったけれど、話としては自分が過去に見た作品よりも分かりやすくてスッと入ってくるものだったなあと感じました。単純に『グループ』の話を自分が好いているからかなー、でも今回は男子グループだけでなくて女の子たちのユニットの話もちょいちょい入っていていいなあと思った。それにしたってグループの数は多いと相変わらず思ったけど。
清水翔太の曲は『HOME』くらいしか知らなくてあとはカバーをちょこっと聞いたことあるくらいだったのだけど、この舞台の中で使われていた曲がどれもすごく好みだなあと感じて終了後に即座にプレイリスト作りました。笑 『Journey』の演出がすごく好きだったんだよなあ、1番で男子メンバーが、2番で女子メンバーが出てきて舞台上に光がキラキラと満ち溢れるあの演出もう一回見たいな~~!DVD発売が取り消しになったとのことなのでできれば可及的速やかに再演してほしい。できればもうちょっと短くしたバージョンでたのむ(ワガママ)
かおるくんのお芝居を見るのは去年の片思い以来だったけど、やっぱりあの場で感じた『役者』としての底知れないポテンシャルは相変わらずだなと感じました。台詞回しがバツグンにうまいわけでもないし、感情が入ると滑舌が怪しくなるな~!ってのはやっぱり変わってないけど、それでもそれを超えるような『熱量』みたいなものが伝わってくるのがすごいと思う。経験値を貯めていった時にこの人はどんな演技をするんだろうと思うし、その過程を見てみたいなあと感じる役者さんなんだなと改めて実感しました。あとチャラいのかと思ったら意外と純情っぽい側面もあってえっ待って……最高じゃん…ってなりました。

ジョン万次郎(6月)…なによりも劇場のスケールがすごかった…音響の良いシアターだ…。セット自体はすごくシンプルで特別な装置自体はドアだけ、みたいな作りなんだけど、それが船になり、家になり、島や岩や、あるいは『時代』になっていくのが逆に想像力を掻き立てられるなと思って見ていました。話自体は史実が元なので(原作をまだ読めていないのでどこまで史実なのかは分かりかねるけど)すごく抑揚があるわけではないし本人のwikiを見る限りだとかなり若いところで話自体は終わっているみたいだけど、それでも十二分なほどに話として成立しているのはその人生が数奇だったってのもあるし、演出がうまいからなんだろうなあと思います。あとね~~~やましげ先生本当にありがとうね~~~!笑
ミゾタクは初主演というのが嘘でしょ??と思うくらいすごく堂々と他の人と渡り合っていて、なんというかとても『頼もしい』役者さんだなあと改めて感じました。トマトやりながらほぼ出ずっぱりのこの舞台の稽古もやって、しかもクライマックスのあの5分以上もある長台詞をあれだけ感情を込めて演じられるっていうのは『才』以外の何者でもないなと思うのです。ただ、ただすごい。絶対に大変だと分かるのに、それを絶対外に見せないところがまたすごくて、これも一種の才能だよなあと見ていて思います。弱音をファンに吐くタイプのアイドル/役者とそうでないアイドル/役者がいるけど、彼は疑いようもなく前者で、だから時々彼を見てるともっと弱い部分を出せばいいのになとも思うんだけど(あくまでも『推し』じゃない人間から見た意見ね)でもそれってたぶんお節介でしかなくて、彼は彼なりにデトックスの方法も知ってるだろうし、何よりも今はそういうことを言えるだろう関係の人たちがいるんだろうな、と分かるからいいよね。危なっかしさがないのは時に寂しくもあるという勝手なファン心理。
あとね~~~この舞台のそーまくんがすごく好きだった。ドの初期の頃みたいな感じがした(わかりにくい)上手く言えないのだけど『新しいなにか』を受け入れることに対して抵抗が大きくて、自分を置いて行ってしまうような万次郎を理解できないと同時に羨ましいと思っているようにも見えたし、『戸惑い』をすごく美しく表現できる人なんだなあと見ていて思いました。万次郎が船に乗ると決めた後のうなだれる姿がすごく良かった…今まで見たことのない表情を見れたの本当に最高だった…。

【番外編】プリンス・オブ・ストライド episode.5(6月)…元々原作が好きで舞台も1作目からずっと見ているんだけど、いい意味で「乙女ゲ原作」っぽくないのが今回はますます増していて今作はもはやただのスポーツドキュメンタリーでした。最高。勝負事のヒリヒリする感覚とか、『負けたくない』と『悔しい』の狭間の感情とか、綺麗事をきれいごとだけで済ませない現実感とかがすごく良かった…あとカンスケすごく好きなのでそれもすごく良かった…。カンスケと奈々ちゃんの並びめっちゃ好き。今回キャスト変更になった奈々ちゃんは、これまでの奈々ちゃんを踏襲するでもなく彼女なりの姿を確立させていて、どちらも好きだなあと純粋に思えました。女の子がカッコいい作品は最高なんだよ~~!今回は推しが出てないからすごくフラットな気持ちで見られたのも大きかったです。笑

そんなわけで今年前半もたくさん面白い舞台に出会えて大満足でした。敢えてベストを選ぶならぼっくるかな~~空気感的な意味でな~~贔屓目入っちゃうんだけども~!あとHOMEは元々の期待値が正直高くなかった割にはその後に思い出すシーンが多かったので『アタリ』感が大きかった作品でした。映像化しないのが惜しい。というわけでここまでありがとうございました、下半期も面白い舞台に出会えますように~~まずはだんつらとデデデイとヅカボだ!!