Thirsty Thirty

生活、ときどきオタク

ギリを見てきたよという話

名古屋 めっちゃ 雨
そんなわけでこんばんは、ただいま出張中のわたしです。暇なので新幹線の中で書いています。紫猫のギリ東京公演終わりましたねお疲れ様でした!個人的にはすごく好きだなーと思ったし、チケット増やしてでも見たい!と思える舞台に出会えて良かったなあと思っています。公演中に譲渡とか当日券ででもチケットを増やしたくなるのはいい舞台だと思っている。

ということで、東京公演も終わったので感想ともひとり言ともつかないものをダラダラと書きました。ネタバレを含むので以下隠しておきます~

 

Box in Boxのキャパが小さくて(100ちょい)マジかよ全然チケット取れないじゃん!!と思ったけれどそれは裏を返せばどこから見ても見やすいということで。双眼鏡嫌いなので使わない派なんだけど、それでも手の血管くらいまで見えたのですごいなと思いました。傾斜がちゃんと付いてたからかな…シアターグリーン初めて行ったんだけど、駅からちょっと遠いのと席がやっぱり全体的に狭かったので腰が…死んだ…。まあしかしあのキャパだから仕方ないとは思うけどもね!
今回LINEチケットで取ったものが多かったからってのもあったからかほぼ最後列みたいな席が半分くらいあったんだけど、逆にこれくらいの方が見やすいんじゃ?!ってシーンも多々あって結果的には大満足でした。殺陣は近くで見ると息遣いだったり刀を振ったときの音や風を感じられたりするからそれはそれで面白いけど、動きだったり刀さばきを見たいなら後ろの方が圧倒的に見やすいんだなと今回改めて感じたかな。
話としてはアニメっぽい、漫画っぽいところがあってある種理解しやすく、ある種お約束なところも多かったなというのが初見の感想。個人的には大きな流れが碧旅と似ててまさに「進研ゼミでやったところだ!!」って気持ちになりました。話としては全然違うんだけどね…

キャスティングの妙というか、当て書きっぽいところもあるしあーーなるほどね分かるわ~という人もいるし、逆にえっこの人がこの役するんだ?って思う人もいるしでとても興味深かったです。小野くんとかまさに後者だったな(と思ったら本人もパンフでそう言ってたのでやはりかと思った)逆にそーまくんとか推しとかは前者だったなあ、主役そーまくんありきで進められたのかと思ってたけど全然そんなことなかったぽいのが面白い、というか興味深い。
うまく言えないのだけど、そーまくんってすごく「荒っぽい」芝居をする人だなあと思っていて。決して荒削りという意味ではなく、なんていうのかな、繊細な演技をしてるのはちゃんと伝わってくるけどそれがすごく「硬質」だなと感じます。いい意味で男臭いという感じというか、原石をゴツゴツ削っていって、ダイアモンドを今まさに作っている感じ。だからこそ、今回のぶっきらぼうなギリはすごくハマり役だなあと思います。これまで見てきた彼の役の中で一番イメージに差異がないというか、よく当てはまっているという気がしました。重心が低い感じも、決まったルールにカチッとはまり過ぎることなく無茶苦茶な戦い方をしている感じも。

逆に推しはまた違った意味で「やっぱりね!」という役だなという気がしました。乙かわいいよーー乙ーーー!!なんというか、主役やメインどころにくっついてちょこちょこ動く役みたいなのがすごく似合うというか定番になりつつあるなあと感じていて、とはいえそれを本人もちょっと気にしている…というと言いすぎかもしれないけど自覚はあるようなので、そういう役を元にここからどう飛躍していくのかが楽しみです(突然の上目)
乙ってニコニコしてたりギリからちょっと邪険に扱われたりすることが多いから忘れがちだけど(わたしが)重い身の上があってそれをわざと見せないようにしてるんだろうなってところもあるし、ギリといる間はそれを忘れたいのかも、一緒にいることで自分も強くなりたいと思っているのかもしれないし、もしかするとギリと自分を同一化させてるのかもしれない(だから妙庵に「侍は全員死ね!」って斬りかかったのかなと勝手に思ってる)見ようによっては結構危うい子なんじゃないかとも思う。もちろん全部想像の域を出ないけど、そういう想像を膨らませてくれる演技を見せてもらったのはやっぱりすごく嬉しいなあ。あと珠ノ新と乙を入れ替えるというか、推しに珠ノ新という選択肢もあったってのをパンフで読んで見たかった-----!!ってなりました。それはそれで新境地の役だったのでは……見たかった…。でも役どころ的には珠ノ新はお姫様感が強くてあんまり好きになれなかったので今の役で良かったのかもしれない。多珠ノ新をやってたらそれはそれで「好き!!」って言ってたと思うけど(……)

あとは単純に、登場人物にそれぞれキャラが付いていることで分かりやすかったなあと思います、当たり前のことかもしれないけど。1個だけ分からなかったのは朝倉の「長崎だ…!」っていうシーンでなんで笑ってたのかってところなんですけど……なぜだ、恩蛇たちと相打ちできるから?
どの役もそうだけど、それぞれに全部あそこには描かれてないバックグラウンドがあるんだろうなと思うし、「どうしてそう思ったんだろう、どうしてこういう行動を取ったんだろう」って思うことがなんだか全体的に多かった気がします、いい意味で。「この登場人物の言動がまじで理解できない」ってのはいろんな意味であったけど(言動が支離滅裂だったり、突拍子もない行動だったりして)この話ではあんまりそういうのがなかった気がする。パンフに書いてあった内容で補足されたってのも大きいかもしれないな、パンフに書くぐらいだったら板の上で見せなさいよって思うところもあるけどあんまり詰め込みすぎても情報過多になるし「それ今いる?」ってことになって間延びしたり説明的なセリフになったりするからあれくらいでいいのかもしれない。個人的には初見では全部を理解しきれないくらいの情報量だったなと思うので(※わたしの理解力が不足しているという説もある)

アドリブ入れられるようなシーンはそんなに多くないなと思ったけど、回を重ねるごとに「ここは遊んでいいところ」というのをみんなで固めていったんだろうなと思います。八咫羽と愚利図は特にね、特に愚利図がね。笑 愚利図、パンフでも「脳筋」って書かれててすごい笑ったんだけどほんとそれな~って思うし、だからか分からないけど八咫羽のこと大好き大好き!!ってのが見えてすごくかわいかった。あと愚利図がしゃべると音楽止まるのすごい好きだった。笑 この二人も人間にどんな恨みがあってこうなったのかとか、二人がどうやって仲良くなったのか、一緒に行動するようになったのかとか考えたらいろいろ面白そうだからASAPで…サブストーリーを何卒…愚利図の死に際の辺りのシーン、昨日とかうっかり泣きそうになったから…(※ちょっと泣いた)後半になるにつれ八咫羽のことを「八咫ちゃん」って呼ぶのすごいかわいかった。

殺陣は、ただもう単純にわたしが生で見る殺陣が好きだってのもあるんだけど終始「すげーー!」って思って見てました。数百手くらい付けたって特番で森さんが言ってたけど、それを覚えたキャストさんがただ普通にすごいと思うんだ…。一歩間違えれば普通にケガするしそれこそ刺さったりぶつかったりするわけで、そりゃそーまくんも「あんな不安な年末年始なかった」って言うわ…すごい!えらい!!
個人的には推しに殺陣があんまりなかったのがちょっとちょっと案件だったんですけど、その代わりと言ってはなんですがOPで扇を使って舞いながら敵をなぎ倒して行ったのがアーーーーーーーーーー最高!ありがとう!!めっちゃ似合ってる!!って感じだったのでオールOKカロリーゼロです。というか推し、途中からみるみるうちに動きがしなやかになっていって「妖艶」という表現がピッタリだったんだよな…なんていうんだろう、座り方とかしなだれかかる感じとかがいい意味で「男娼」だった。男でも女でもない、すごく中性的な仕草や動気が多くてめっちゃため息出た…いや本当に最高すぎんか…。体の線とか厚みのなさがそれをまた際立たせてて圧倒的感謝。ありがとうございました。

EDで「帰り道月を見上げ星を眺める、あなたと一緒ならば何も怖くない」みたいな歌詞があるんだけどそれに合わせて乙が空を見上げてて、後ろから来たギリがそれを追い越して行って乙が追いかける、みたいなシーンがあるんだけど、まさにそれが歌詞とリンクしてて泣いたんですよね…OPもEDもそうだけど、どちらも乙が中心というかストーリーテラーっぽい役割を持ってるなと思ったし、決して乙はこの話の主人公ではないんだけどすごく感情移入しやすい作りになってると思ったなあ。
あとは、全体的にすごくいろんな「愛」の話だなって思った。恋慕、親愛、執着、依存、尊敬、きれいなものからドロドロしたものまで、たくさんの愛が入り混じった話だなと思いました。明確なメッセージ性を感じたってわけではないんだけど、見終わった後にあれやこれやと想像ができたり考察ができたりするのが面白かった。いろんなアナザーストーリー見たいよ~~見せてくれよ~~!!ってなった舞台は久しぶりでした。まじで…頼むから色んな人のいろんな解釈を見せてくれ……!!とりあえず東京公演長丁場お疲れ様でした、大阪も楽しみだなー!